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鮭(サケ)は白身魚?

炊きたて御飯に鮭の塩焼き。美味しいですね。オニギリにしても定番。白い御飯に薄いオレンジ色が美味しそうに映えてってもんです。でも実は鮭は・・・

白身魚なのよね。

鮭はニジマスやイワナ、ヤマメ等と同じ種類。ニジマスなどは白身だよね。でも海で生きる鮭はどうして身が赤っぽいのか?

たまにテレビなどでもやるので知っている人も多いと思うけど、鮭の身が赤っぽい理由は鮭が食べる餌に原因があるのね。鮭はエビやオキアミなど、「アスタキサンチン」という赤い色素を含んだものを餌として食しています。その色素が体内に蓄積されて身が赤っぽくなるというわけ。

「アスタキサンチン」という色素は、ニンジンに含まれるベータカロテンやトマトに含まれるリコピンなどと同じカロテノイドの一種。エビやカニ、オキアミ等に多く含まれています。若い鮭はまだまだ「アスタキサンチン」を体内に蓄積させていないので、身は白いのよね。だんだん成熟してくると、「アスタキサンチン」も蓄積され身が赤っぽくなっていく。

メスの鮭は卵(イクラ)を持ちますが、「アスタキサンチン」は卵にも吸収されるのでイクラや筋子は赤くなっていくわけです。そうなると身は白くなるのかというと、なるんだよね〜、イクラに「アスタキサンチン」を吸い取られた熟女鮭の身は本来の白身魚の美白を取り戻し、白いんだってさ。なかなか面白いもんですね。

さて、白身魚を赤っぽく見せる「アスタキサンチン」には抗酸化作用があると言われています。その威力はビタミンEの千倍以上だとか。また、強い毒性を持つ「一重項酸素」を除去する力はビタミンEの100倍以上、βカロチンの10倍以上もあるんだとさ。「アスタキサンチン」が持つ、この強い抗酸化作用、ガンの予防にも効果が期待されているとのこと。

では、では、赤っぽい身の鮭や、イクラ・筋子などを食べて、ガンの予防をしておきますかな。

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