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乗合(のりあい)

乗合とは、例えば真鯛狙いの船に、真鯛を釣りたいと思う釣り人が乗りあわせていくこと。「あいのり」ってやつですね。貸切(チャーター)である仕立と違って、見ず知らずの人と乗りあわせるので、人によっては気疲れしたりします。乗合船は大型のことが多く、釣り客が少ないと大名釣りができる反面、人気のある釣り物や、乗っ込みなど、旬な時期には釣り客が多く、オマツリが多発するなどして釣りづらい場合もあります。

人数が揃わないと一人当たりの船代が高くなる仕立と比べ、一人で低料金にて気軽に船に乗れることも乗合のメリット。事前に予約が必要な場合もありますが、予約不要の船宿も多いので、急に休みが取れた時など、思い立ったらすぐに乗れることも嬉しい。

仕立と違い、融通が利かないこともある乗合船ですが、乗合船にはとても上手な釣り客がいることも多いもの。やたらと釣る人がいたら、その人の釣りを観察したり、話しかけて教えて貰ったり出来ることが乗合のいいところでもあります。「釣りが上手になりたかったら乗合船に乗るべきだ」と、おっしゃる先輩も多いんですよね。