２００８年のDynamiteを観て思う

単純に観た感想としては、Ｋ－１ファイターどうした？立ち技弱し？！って感じ。パワーがなければ勝負にならないのか？って感じですね。まあバダ・ハリや武田幸三、武蔵などはちょっと、コンディションや戦い方的に不安があるなと思っていたけど、マーク・ハントがパンチでKO負けするなんてちょっと想像していなかった。


もちろん、コンディションやモチベーションの違いもあるんでしょうけどね。確かにアーネスト・ホーストでさえボブ・サップに２回も負け、魔娑斗でさえＫＩＤにダウン貰っちゃう世界。立ち技というのは、一発当たれば倒れるというリスクのある世界。それにしてもね・・・。


ただ、スタミナが必要なのは当然として、やはり格闘家としてはパワーの重要性も非常に感じます。立ち技の試合では、相手の突進を止めるジャブや前蹴りなどの威力によって、相手も試合がやり難くなったりすると思う。それがなければ、あとはスピードで勝負するしかないですもんね。でも相手を完全に圧倒するスピードをつけるのはとても難しいと思います。逆に一発のパンチで確実に倒せるパワーがあれば、立ち技系のリズムに乗らない戦い方でも勝つことが出来る。やっぱり一発の重みってものは必要だと感じましたね。


この調子でいくと、格闘技界の流れもやっぱり総合系に傾いて行くのかなぁ。。総合も大好きですが、立ち技系でキックもパンチもバランスよく打ち分けられて、かつパワーもあるという選手がいて欲しいなという期待はあります。


アリスター・オーフレイムは次はレミー・ボンヤスキーとＫ－１ルールでやってもいいと言っているようなので、ちょっと楽しみです。やってくれないかな。ガードの堅いレミーとどう戦うか、ちょっと興味ありますね。



だけど・・・ミルコみたいな選手、Ｋ－１から総合へ行けるような選手が、もう少し出てきて欲しいですね。ヘビー級だけではなく、中軽量でもそういった選手、立ち技ベースでパワーもあって寝技も出来るような選手が出てきてくれないか。。ボクシングと寝技じゃだけじゃなくて、きちんとキックも出来る選手ね。今回のDynamiteを観て、そういう選手の出現をホント期待してしまいました。


今回の結果をうけ、今年はパワー強化に走る選手多くなるかなぁ。。。まあ、色んな意味で、現役の格闘家の刺激にはなったイベントだったとは思います。４日の戦極はまたどうなりますかね。そちらも気になりますね。