カジノ大好調でホテルの建設ラッシュが伝えられていたマカオ。
日本でも、「マカオはいいぜぇ~」って、キャンペーンを打って観光客を集めようとしていた旅行会社や、マカオ特集で一儲けしようとしていた雑誌等々いろんな思惑があると思うけど・・・
どうも雲行きが怪しいみたいです。
マカオでは2002年にカジノ経営権が対外解放されてからアメリカ系のカジノが次々開業し、2003年の中国人のマカオ個人旅行も解禁され今では中国人が観光客の6割を占めているとのこと。カジノによる経済成長は著しいのがここ数年のマカオだったわけだけど・・・。
現在、盛り上るカジノと、それ以外の貧しい環境との格差が今のマカオには大きな問題となってきているようです。
カジノで働くのは若い人達。マカオの中高年は労働賃金の安い中国人や近隣外国人に職を奪われ不満を爆発させている模様。抗議のデモも多発している。
この状況を受けて、中国政府がカジノの新規建設を認めないようにマカオ政府へ指示したほか、中国人のマカオ入りを制限する動きをみせるなど、カジノ経済の締め付けを強化してきているというわけ。この中国政府の介入は影響が大きそう。
マカオって、以前オイラが行ったころにはまだポルトガル領だったと思うけど、今は中国に返還されて特別行政区になっているところ。かつてはアヘンで食い、その後カジノで食ってきたマカオ。底力はあるたくましいマカオだけど、この中国政府の方針でどうなっていくんでしょうね。
アメリカ筋ではもはやカジノ産業は終焉に向かっているという話もあるところ。マカオで一儲けを目論んでいたのは投機ビジネス関係者だけじゃないでしょうからね。この状況を捌かなくてはいけないのは日本の観光業者や雑誌社なども同じ。さて、どうなりますかな。。
今、盛り上っているうちにマカオを楽しんでおくのがいいかもしれないね。
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