最近元気のない下のチビ助。でも食欲だけは十分過ぎるほどある。
夕食に出たマグロの赤身。お値段なりの脂の乗りだった。そこで、卵の黄身と醤油を混ぜたタレの中に赤身をくぐらせて御飯の上に並べ、細かくちぎった海苔をのせて鉄火丼にしてやった。いきなりガツガツと食べ始めるチビ助。その姿にあきれながら納豆とオクラを混ぜたものをつまみに焼酎を飲んでいたオイラ。
「鉄火丼に、これを入れて食っても美味いかもな・・」
と、チビ助にその納豆とオクラの混ぜたものを渡した。
「ん!確かに!! もうちょっと納豆頂戴! あっ!このゴリゴリしたやつもね!」
チビ助は気に入ったみたい・・冷蔵庫から納豆を取り出しチビ助に渡す。
「俺も食うから半分残しとけよ。で、ゴリゴリしたやつって何だ?はっきりと名前で言わないと食わせないぞ」
「えっと・・何だっけ??」
「何だっけじゃねーよ、野菜の名前ちゃんと覚えろよ。最初が"お"・・・」
「お・・? ・・・・・ おむぎこ??」
「・・・・??? おむぎこ??? 小麦粉って言いたいのか?? まったく・・・"おく"・・・」
「・・・! オクラ!」
「そうだよ。何だよ"おむぎこ"って、ビックリするよ」
まったく5年生にもなってどうしようもないチビ助だ。ホントビックリするよ。と、ふと見ると、納豆は全部チビ助の丼の中に納まっている。そしてガツガツと納豆入りの鉄火丼を口の中に流し込むチビ助。
「あんだよ!納豆半分とっとけって言ったろ!」
ったく、どうしようもねえガキだ・・・
「うっ!うっ!・・・」
オイラとチビ助のやりとりを見ていたママ助が悶絶している。
「あー、何て会話よ、あたしはビックリしたよ。心臓がブルブルしたよ」
ようやく落ち着いて言葉を発したママ助に、チビ助が一言。
「何それ!心臓マナーモードじゃん!」
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吹き出して悶絶するママ助。
「だってマナーモードってブルブルすんじゃん。俺、最初にマナーモードを体験した時、ビックリしたよ、だってちんちんがブルブルってなるんだもん」
携帯をズボンのポッケに入れておいたってことか・・・?・・・うーん。どう育てたらこう育つんだ???
だいたい、元気なかったんじゃねーのか??
けっ!
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